The 9th IEEE
Tokyo Young Researchers Workshop

開催にあたって

本ワークショップは,IEEE Tokyo Young Researchers Workshop という名称で,IEEE の下部組織に当たる IEEE 東京支部 の後援により8年前に発足しました.IEEE は世界最大級の技術専門の組織で,下記に示しますように国という枠に捕らわれることなく ,人類全体の利益の為,前進的な技術と卓越した技術力に貢献している世界的な団体です.

IEEE is the world's largest proffesional association dedicated to advancing technological innovation and excellence for the benefit of humanity.

IEEE Tokyo Young Researchers Workshop は IEEE の理念に賛同した若手研究者(学生)が主体となって運営している団体です.我々若手研究者 は,次世代を担う科学者の卵としての責任があり,自分自身で夢を持って大きな目標を掲げ,世の中を変える原動力となっていかなければなりません. 若手研究者の持つ高いポテンシャルを発揮するには,自分の研究分野に対する深い理解に加えて,幅広い様々な分野に対する知識,研究成果を効果的に 伝えるコミュニケーション能力,研究成果を実現するためのプロジェクトマネジメント能力などが必要となります.

本ワークショップでは研究室や研究室や所属学会など限られた人間関係および生活環境に閉じこもりがちな若手研究者同士の横のつながりや,他分野の 学生・教員および社会に直結している企業の方々との交流を深め,人的ネットワークを構築することを1つの目的としています.

我々よりも若い世代では理系離れが深刻化しております.次世代における科学技術の発展およびアプリケーションの創出のためには我々若手研究者が様々な 問題意識を共有し,より魅力ある研究者となるためのトレーニングの機会が必要です.そのためには国や大学,社会から受動的に教育されるだけでなく,我々 自ら能動的に研鑽する場を作ることが重要であると考えます.

本ワークショップから,明日の世界を切り開く多くの魅力ある研究者が生まれることを実行委員一同願っております.

実行委員長より


The 9th IEEE Tokyo Young Researchers Workshop 開催にあたり:
共創する科学”Co-creation of Science”


The 9th IEEE Tokyo Young Researchers Workshop を開催するにあたり,実行委員を代表しましてご挨拶申し上げます。

IEEE TYRWは,これまで同世代の若手研究者 (大学院生など)の交流の場として,また異分野間の研究交流の場として今年で9 年目を迎えることができました。開始当初は情報通信分野が中心であった発表分野も, 近年では機械工学,ロボティクス,科学,食品工学など多岐に渡り,本ワークショップの当初の目的の1 つであった「異分野の研究者に自分の研究を分かりやすく伝える」 という場を作り上げることは概ね達成できたと思います。

今年のテーマである「共創する科学」の背景には,せっかくこれだけ様々な研究分野の学生が集まっているのだから, 「伝える」だけではもったいない,というモチベーションがあります。多くの学術交流会は自らの研究を「伝える」,相手の研究を「理解する」ことに重点が置かれています。 「伝える」「理解する」ことができるならば、その次のステップとして「共に未来を創る」こともできるはずです。The 9th TYRWのコンセプトは「伝達から共創へのパラダイム シフト」です。異分野の科学研究の知識を組み合わせて,新しい価値観を,しかも学生発で創り出すことができたら,乱暴な言い方ではありますが「とても面白い」と思うのです。

少し関係ない話かもしれませんが,機械部品の角を削って直角を無くすことを機械工学では「面取り」と言います。おでんに入れる大根の角を,煮崩れを防ぐ目的で少し削り落とすことを 料理の世界で「面取り」と言います。このように普段つながりを感じないような分野間で共通項を見出せる,ということはしばしばあると思います。本来科学の始まりには「分野」の概念 などなかったはずであり,数学者が絵を描いていた時代だってあるわけです。科学を創り上げてきた先人は,おそらくなにかを「知りたい」とか「作りたい」といった純粋な欲求に従って きたのではないでしょうか。分野の垣根を超えた知的好奇心と創造欲求の開放の場として,本ワークショップが現代科学の創造の一助となれば幸です。

最後になりましたが,本ワークショップ開催にあたりIEEE 東京支部を始めとする後援組織・企業の皆様方より温かい支援をいただくと共に多大なるご協力を頂きましたことを,この場を 借りて厚く御礼申し上げます。

Copyright (C) 2012 The 9th IEEE Tokyo Young Researchers Workshop Committee , All rights reserved.
omo